サブストームトリガー機構のトポロジー研究会

平成31年度 国立極地研究所研究集会

「サブストームトリガー機構のトポロジー研究会」

サブストームは、オーロラ発生と密接に結びついた極域擾乱現象ですが、その機構についてはいまだ多くの不明な点があります。サブストームの開始はオンセットと呼ばれ、不連続性が発現します。このオンセットに先立ち、成長相と呼ばれる期間があり、これがサブストームを理解する鍵になっていると予想されます。本研究会では、成長相で磁気圏のトポロジーがどのように変更されて行くかに焦点を当てて、討論を行いたいと思います。また、広くオーロラ物理学に関する研究発表を募集するとともに、最新版リアルタイム磁気圏シミュレーションの現状の紹介(情報通信研究機構・久保田さん)や、電子出版を予定している教科書「オーロラ物理学発展編」についての相談も予定しています。


NEW(2019.9.26) Zoom接続先はこちらです。どなたでもご利用ください。

https://zoom.us/j/498611470


日時:2019年9月27日(金) 10:00-17:00

場所:国立極地研究所 3階会議室C301

SOC:片岡龍峰、田中高史


アジェンダ案(ver. 2019/9/13):

1000-1025 「衛星帯電評価に用いる磁気圏リアルタイムシミュレータ」久保田康文、中溝葵、坂口歌織、田光江、久保勇樹、長妻努、田中高史

1025-1050 「OMNIデータを使用した太陽圏構造長期変動の解析」鷲見治一、田中高史

1050-1105「磁気圏対流における太陽風動圧効果について」菊池崇、橋本久美子、藤田茂、海老原祐輔、荒木徹

1105-1130「Global MHDシミュレーション結果からみたcusp」藤田茂

1130-1155「領域2沿磁力線電流由来のサブストーム電場について」橋本久美子、菊池崇

1155-1300 昼休み

1300-1325「サブストームはなぜ赤道側のアークから始まるか」田中高史

1325-1350「惑星間空間磁場斜め北向き時の交換セル対流パターン再現の試み」渡辺正和,田中高史,藤田茂

1350-1405 「太陽フレアを発生させる磁場構造とそのダイナミクス」井上 諭

1405-1430「地球磁場におけるローレンツトポロジーの可視化」蔡東生

1430-1445 「サブストーム前後の磁気エネルギー変化」片岡龍峰、村瀬清香、藤田茂

1445-1500 コーヒー休憩

1500-1600 「オーロラ物理学発展編」電子出版について