書評まとめ

書評まとめ(2017/2/9メモ)

2016/12/15

『宇宙災害』が日経新聞(12月15日夕刊)の目利きが選ぶ今週の3冊(評者:竹内薫氏)で紹介されました。

~宇宙時代を生き抜くための書。

2017/1/15

「日本経済新聞」(1月15日発行)の短評で紹介されました。

地球は宇宙から襲来する様々な脅威にさらされている。小惑星が衝突したり、人工衛星の残骸が落下したりするほか、太陽の異常な活動で電磁気圏が乱れ、大規模な停電をもたらしたりする。流星群やオーロラ~

2017/01/19

『宇宙災害』が「週刊文春」(1月19日号)の文春図書館のコーナーで紹介されました。

~普段想像もしない角度から教えられる世界の脅威。

・こだわり天文書評

https://www.astroarts.co.jp/hoshinavi/magazine/books/individual/4759816720-j.shtml

~もちろん言葉だけではなく、内容である。評者のように新刊書書店(+古書店)歩きを趣味とす輩(やから)も、本書には脱帽敬礼した。宇宙開発の現状と将来展望を学ぶには本書で決まり! だ。併せて本書163ページに掲載されている藤原定家のあまりにも有名な「明月記」中の、ほとんど知られていない(従って評者は初見)1204年2月21と23日の赤気の記述(漢文でしかも毛筆文字なので読むのが大変だった)も一読の価値有り。

・マリモリビング書評

http://marimoliving.jp/library/201702/index.html

生涯に一度でいいから自分の目で見てみたいものって? その回答の中に"オーロラ!"というのが少なからずあるのではないだろうか。それはアラスカのフェアバンクスやカナダのイエローナイフ、北欧などオーロラの名所への観賞ツアーの盛況ぶりからもうかがえる。美しさや幻想、憧れの対象として捉えられがちなオーロラだが、本書の入り口には「私たちが、これからも地球で健やかに生きていくためのヒントは、流星やオーロラにある」と書いてある。さらに、「オーロラのダークサイドを、ゆっくりとリラックスして楽しんでいただければ」と。~

・アマゾンレビュー

2016/12/23

中井太郎

この本は、著者が前著「オーロラ!」と相補的な内容になっていると述べている通り、オーロラのメカニズムにつながる話がいっぱい出てきますが、前著の発展版という感じではなく、むしろオーロラという現象が、激しくドラマチックな太陽宇宙地球環境の現象の一部に過ぎないことを教えてくれる本だと感じました。~

・ブックメーター

http://bookmeter.com/bl/4759816720

2017/2/7

onasu

地球に生命が宿している、この僕らにとって当たり前のことが、如何に複雑な要素が混ざり合った末のことか。  例えば、地磁気は太陽風を防いでいるが、太陽風は銀河宇宙線による寒冷化を防いでもいる。地球の環境を知るだけでも、太陽ー地球では済まない。宇宙からの影響は地上での障害や衛生の故障に留まらず、今後の宇宙利用では、宇宙天気予報として活用する必要がある。  太古の大量絶滅も、宇宙線や宇宙塵が原因だったかもしれない。地球全体が百万年にわたって凍っていたとも。  知識が足りず理解には程遠いが、ためになる一冊でした。

2017/1/31

メルセ・ひすい

★5 宇宙船地球号には、命を乗せて宇宙を巡航する機能がデザインされている。その美しい原理を学べることの楽しさを共有したい。宇宙と地球の間で起こっている、目に見えない攻防は時に実被害を伴う災害となって現れる時代に突入している。毎日100トンの塵が宇宙から降り積もり、毎日100トンの大気が宇宙へ流れ出ている。天然の地磁気バリアがなければオーロラも起こらず、人間の作ってきた電力ネットワークがなければ停電事故もおこらなかった。地球に備わっている、そんな見えないシールドの成り立ちと柔軟さと怖さについても記述する。

2017/1/31

タカ

当たり前の生活はいくつもの奇跡で成り立っている事を思い知る。

2017/1/13

Hideo Ono

地球環境と宇宙の関係を「ざっくり」と解説。この「ざっくり」加減が絶妙です。宇宙物理学者が何を何のために観測しているのか、なぜそれが我々に必要なのか、理解が深まること請け合いです。太陽や宇宙の振る舞いを知るために、電波を調べ、磁気を調べ、地球を調べ、先人の残してくれた古典籍を紐解く。「プラネテス」の台詞を借りれば、すべては繋がっている。高校物理の知識があれば楽しく読めます。

2016/12/31

toshi

宇宙災害とは宇宙での出来事によって地球環境、さらには電力、通信など社会的な悪影響のこと。 本書では様々な宇宙災害について、その影響やメカニズムについて解説している。 文章は読みやすく、比喩や脱線の仕方も楽しく読んでいて飽きないが、肝心な説明が足りないうえ、構成がイマイチなので結局内容が良くわからない。

・Facebook

2017/1/21

人間関係や人間の営みの中だけで原因や解決を探ることが習慣になっているので、こういう超俯瞰的な観察から紐解く科学者の視点に触れると、物事の見方や視野が変わります!

2017/1/28

著者は私の1つ下で東北大。たぶん理学部地球学科。知り合いに誰か知っている人がいるかも。宇宙天気予報をもくろむ冒険野郎です。太陽の体調1つで地球全体の通信障害や大規模停電が起こる可能性があり、地磁気やオーロラ、太陽観測、シミュレーションを通して宇宙由来の災害を研究 しているとのこと。宇宙線や地磁気がどのように環境に影響する可能性があるかとか、オーロラの生じる複雑な仕組みとか、話はそれほどまとまっていないですが面白いです。

・Twitter

2016/12/25

@yurindo_atsugi

【理学書】『宇宙災害』(化学同人)12/6入荷!通信障害、衛星墜落、世界停電などの事例から、宇宙災害とは何かを紹介!地球と宇宙のつながりを理解する研究の様子を、現場での体験と共に描く!さらに、近い将来の現実的な宇宙利用の方向性までも探る!

2017/1/2

@ryuhokataoka

「宇宙災害」の導入の話が良くて、実際の研究が楽しそうに書かれていて、難しくて分からなかったけど面白かった、デブリは知らなかった驚いた怖いね、と新年早々に嬉しい感想を頂きました。

2017/2/5

@suikan_blackfin

片岡龍峰さんの『オーロラ!』を読んだ。導入部分が憎たらしいくらい面白い本で、続く本編も概ねその楽しさを維持する。ディジタルカメラの時代になっていくつものブレークスルーが起きたというのが面白い。